徐々に会社への熱意が無くなってきて
生活費を得る為に仕方なく行って
疲れて帰ってくる。
そんな充足感の無い日々を過ごしているうちに
「そんな生き方はダメだ!もっと自分のやりたい事を!」と
仕事以外へ情熱を燃やしていました。
ですので、退屈という事はなく
むしろ新しい経験を次々にしていて、学生時代に戻ったかのような
新鮮な気持ちで日々を過ごしていました。
そんな中、半期の実績と次期の目標を報告する時期が
迫ってきました。
それに付随し、異動の希望を提出する事もでき
(希望が通った人はいない、という代物ですが)
今までの私は、前向きに見せる為に
上の仕事への配属希望を必ず記入していました。
しかし今回は、仕事以外の取組みに時間を割きたかったので
「現状維持。」といった、なんともやる気の無い
目標を提出しようと書類を作成しました。
一旦書類を作成し、提出前に確認した私は愕然としました。
「なんだこの恰好悪い男は。気持ち悪い。」
改めて自分を客観視した所、やる気もない、熱意もない
会社に要求ばかり、自分は何も変えない。
愚痴のオンパレードのような最低な書類。
私が嫌いなタイプの男が、そこいました。
自分自身に問いかける。
「お前はこれでいいのか?」
負けて逃げて、相手を攻めて自分は何も変わらない。
そのまま人生終わっていいのか?
いや、いい訳がない。このままじゃいやだ。
もう一度だけでいいから、立ち上がって
失った尊厳を取り戻す為に
戦うんだ。
俺は戦うんだ。
逃げるな。
思いっきり行こう。
決めた。
会社を辞める時は、会社に愛想をつかした時じゃない。
俺が満足した時だ。
満足して辞めよう。
自分がなりたい自分になる為には
避けて通れない道。
俺は必ず達成する。
尊厳を取り戻すんだ。