貯める力「子育てにかかる教育費・養育費を把握しよう」

どうもきねこです。

今回はリベラルアーツ大学で提唱されている5つの力のうち

貯める力から「子育てにかかる教育費・養育費を把握しよう」という

項目について解説致します。

是非最後まで宜しくお願いします。

子育てにかかる教育費・養育費を把握しようの項目について

2024年1月11日現在で、3本のYoutubeにて説明されています。

1つ目が「不安解消!」今の日本で子育てする為の「基本戦略」と「ファイナンス法8選」

2つ目が「足りなくなった原因は何?」教育資金を準備する方法

3つ目が、奨学金は繰り上げ返済した方が良いか?「お金の勉強 初級編」

となります。

それぞれの動画について解説します。

1つ目の「不安解消!」今の日本で子育てする為の

「基本戦略」と「ファイナンス法8選」という動画ですが

2021年11月12日に公開されている動画で、子育てにかかる資金と対策について解説されています。

大前提として、子育てには「3000万円かかる」と言われています。

ただし子供を私立に入れる場合や、生活水準にもよりますので一概には言えませんが

目安としてそれくらいかかる、という事です。

ただこれらは一括で支払うものではなく、分割して払っていく事になります。

子供が大学を卒業するまでの22年間で割ると

3000万÷22ですから、1年間で136万円。

一か月辺りで11万円程度になります。

この11万円の内訳は、生活費+教育費となります。

生活費は、名前の通り生活にかかる食費や衣服費、居住費等のお金です。

教育費とは学校や塾、習い事等教育にかかる費用です。

3000万円の中で大まかに分けると2000万が生活費、1000万円が教育費となります。

これらも生活水準や学費にもよります。

しかし変動こそあれ、多くのお金が必要であるということには違いはありません。

動画内では「困難は分割せよ」という言葉が紹介されており

一括で3000万円は到底容易ができなくても、一か月辺り10万円ならば届かなくない金額です。

それらをやりくりするために8つの方法が紹介されています。それぞれ

1.自分で貯蓄

自分の生活費から費用を捻出。かなり意思が強くないと使ってしまいそう。

2.学資保険

保険契約をする事で強制的に学費を捻出。自分で貯められない人には良いかも。

ただし投資と呼ぶには利回りが低い事。保険と呼ぶには保証が弱い事が弱点。

3.積立投資

2024年1月からは新NISAが始まりました。NISAを活用して教育資金を賄う作戦。

ちなみにきねこはこれです。

4.親からもらう

親に資金を援助して貰う。直接的に必要な学用品・生活品を支援してもらうでも良し

実家からお米貰うとかでも良い。年110万円は贈与税がありませんので、十分にカバーできる。

5.児童手当

2歳までは月1万5000円。3歳以上が月1万円。中学校卒業の年まで支給されます。

つまり、1万5000円×12ヶ月×2年+1万円×12ヶ月×13年で計算できます。

36万+156万円=192万円

つまり子供一人に対して中学校卒業まで約200万円の現金が支給されるという事です。

ありがたいですね・・

6.就学支援制度

入学にあたって貸与される国の制度です。主に所得が少ない家庭が支給対象となります。

7.奨学金制度

入学後の学費について貸与される国の制度です。返済不要なものと、返済必要なものがあり

返済が必要なものは原則として支給された子が支払っていくので

少し前に問題になりましたよね。とはいえ、当座の資金を調達するには

低利子なので、学業にて高めた自己資本によって回収すると考えれば

よいのかなぁと思います。ちなみにきねこも借りていましたが、全額返済しました。

8.教育ローン

日本政策金融国庫の教育ローンもあります。こちらも借りて返すパターンとなります。

これらを複合させて資金調達を行っていく事が、子供の養育費獲得の為の

基本戦略となります。

2.足りなくなった原因は何?教育資金を準備する方法

この動画を説明致します。

この動画で両学長が仰っているのは

「インフレ率も考慮して考えるべき」という事です。

直近だとインフレの影響をモロに受けて物価高が凄まじい事になっています。

ちょっと前まで100円だったカップラーメンが今や130円とか150円になっています。

自販機も値段があがりましたよね。

これと同じように「必要な学費は2000万円」と言ってから、実際に学費が必要になる

15年後、18年後と考えた時にインフレの影響で

更に多くのお金が必要になっていた、という事は十分に考えられるという事です。

十分に考えられる、というか、ほぼそうだというレベルです。

日本も過去を遡って考えても、物価が安くなっていったタイミングこそあれ

基本的にはサービスは値上がりを続けてきました。

1927年と2019年では1円は現在の636円の価値があったとされています。

直近のインフレの前の数字ですが、それでも636倍の差がある事になります。

なんにせよ「今のお金の価値は、未来には小さくなる」という事は

歴史が証明しています。

「学費が足らなくなった」のは、インフレ率を考慮せず

当時の貨幣価値のまま必要な金額を求めた事が原因とできます。

少し脱線しますが、Fireの中で有名な「4%ルール」というものがあります。

これは4%で取り崩していけば、半永久的に資産は残るというものです。

しかし優良インデックスファンドの見込みリターンは平均して7%とされています。

いや3%ずれとるやんコレ何?と気づいた方は優秀な方です。

この3%の正体こそ「インフレ率」です。

インフレ率を考慮した上で、取崩をしても資産が減らないという意味で

「4%ルール」という、らしいです。

私はまだその域にいませんので、知識だけですがご紹介でした。

話を戻しますと、教育費には「インフレ率」を考慮する必要があるよ、という事でした。

3.奨学金は繰り上げ返済した方が良いのか?「お金の勉強 初級編」

まずは結論から「状況による」

いや結論になってないじゃんか!という声も最もです。

もうちょっと解説致しますと

返済した後も生活防衛資金が1年分ある → 返済してもいいかも

返済した後にお金がなくなっちゃう → 急がなくてもいいかも

奨学金を繰り上げ返済したい人の意見は「借金は早く無くしたい」という事だと思います。

ここ最近の奨学金による破綻のニュースもあり、そういったイメージが先行しやすいかと思います。

しかし、ここで声を大にして言いたいのは

「奨学金は金利がめちゃ安い」という事です。

借金なので、もちろん金利は取られますから

借りた額のままという事はありませんが、平均して0.1~0.2%程度です。

無利子の奨学金も存在しますから、良心的を超えて

本当の学業の為にお金を貸してくれるといった印象です。

悪名高いカードローン、リボ払い等は15%ですから、その差は歴然です。

しかも長い期間をかけて返していきますので

利率が高ければ高い程、多くの金額を払う事になってしまいます。

奨学金については、その心配はほとんどないといっていいレベルの利率ですので

ちゃんと返していけばいいという事になります。

それでも早くに返したい!という方がいれば、むしろ別のローンの

繰り上げに充てた方が良いです。

車のローンや、他のショッピングローン等がある方がいれば

奨学金は低利子ですから、高い利子の方から繰り上げて返済した方が良いという事になります。

きねこも数年前に奨学金を完済しましたが、地味に毎月1万円ずつくらい

返済していきましたので、微妙に効きました。

子供だったきねこはイマイチ大学に入る際にこの事を分かっていなかったのですが

ようは「親に借金させられた」形なのだと思います。

今の人生があるので「借金して頂いた」と言い換える事もできますが

それはきねこが今普通に生活をできているから言える事・・とも言えます。

親が奨学金を諦めて大学に行けて無ければ、人生は変わっていたでしょうから

感謝をしていますが、少しだけモヤっとする感じです。

当時子供だったきねこに判断を委ねなかった親が正解だったと思います。

もし自分に判断を迫られていたら「借金?はあ?するわけねーだろ」と

大学には行かなかったし、行っても続けられなかったでしょう。

当時の親の判断に感謝しています。

まとめです。

1.子供には3000万円かかる。色々な手を使って資金を工面すべし!

2.インフレを忘れるな!思ったよりかかるぞ!

3.奨学金返済は急がなくてOK!低利子だぞ!

という事です。

今回は子供の資金という事で、二児を持つきねことしてはホットな話題でした。

改めて養育資金について見直す事ができてよかったです。

それでは貯める力より「子育てにかかる教育費・養育費を把握しよう」でした。

次回もまた宜しくお願いします!では!